チョコレートと楽しみたいコーヒーマリアージュ

コーヒーと相性の良い⾷事を選び、⾷べ合わせることでコーヒー本来の味わいや⾷べ合わせた物の美味しさをより引き⽴たせる、“コーヒーマリアージュ”“マリアージュ”は結婚を意味するフランス語で、“複数の⾷べ物を⼀緒に飲⾷して相乗効果を⽣む現象”を指し、英語では『フードペアリング』とも⾔われています。美味しさを引き⽴てる組み合わせは、基礎を押さえておくことでどなたでも再現することができます。

マリアージュの基本について学びたい⽅はこちら

【コーヒーマリアージュとは?基本とおすすめのフードペアリング】

⼀年を通してコーヒーとともに楽しめるチョコレート。特においしさが際⽴つ季節におすすめしたい、チョコレートとコーヒーのマリアージュをご紹介します。


冬に味わう、チョコレートとコーヒーのマリアージュ

ホワイトチョコレート

クリーミーで濃厚なコクのある、ホワイトチョコレート。味わいを引き⽴てるおすすめのコーヒーは、アフリカ産のエチオピアやタンザニア、ルワンダ産のコーヒー。焙煎度合いは、中炒り〜浅炒りのものが特におすすめです。フルーティーで⽢い⾹りが特徴で、ホワイトチョコレートの濃厚な⾵味にアクセントが加わり華やかなコーヒーマリアージュをお楽しみいただけます。飲み⽅は、ブラックもおすすめですが、カフェオレにしても相性抜群です。カフェオレと合わせると、ミルク同⼠の味わいが重なり合い、同調することで、後ろに隠れていたコーヒーがもつフルーティーで華やかなフレーバーの印象をより感じることができます。

・ エチオピア:華やかでフローラルな⾹りが特徴のエチオピア産コーヒーは、チョコレートの⽢さを引き⽴てると同時に、ベリーのようなフルーティーさが後味に⼼地よく広がります。
・タンザニア:
しっかりとしたボディ感と明るい柑橘系のフレーバーと酸味を持つタンザニアのコーヒーは、爽やかな⾵味が余韻に広がる味わいが楽しめます。
・ルワンダ:
りんごのような優しい酸味と⽢さが際⽴つルワンダ産コーヒーは、チョコレートの濃厚さとバランスが取れた奥深い味わいが楽しめます。

ホワイトチョコレートとあわせたいコーヒー
✓ アフリカ産(エチオピア、タンザニア、ルワンダ)のコーヒーがおすすめ
✓ 焙煎度合いは中炒り〜浅炒りがおすすめ

ミルクチョコレート

カカオと⽣クリームの濃厚な⾵味が楽しめるミルクチョコレート。このリッチで⽢みのある味わいを引き⽴てるおすすめのコーヒーは、インドネシア産のマンデリンとブラジル産のコーヒーです。焙煎度合いは、中炒り〜深炒りのものが特におすすめ。ミルクチョコレートの⽢さと重なり合いしっかりとしたコクが⽣まれ、スパイシーな⾵味、ナッツのような⾹ばしさが引き⽴つ、贅沢なコーヒーマリアージュをお楽しみいただけます。

・ インドネシア マンデリン:
スパイシーでな⾵味が特徴のマンデリンは、チョコレートの⽢さに深みを与え、豊かなコクが際⽴ちます。特にトリュフチョコレートや⽣チョコのような濃厚なチョコレートと合わせると、余韻まで楽しめる上品な味わいが広がります。
・ ブラジル:
ナッツやキャラメルのような⾹ばしい⽢みが特徴のブラジル産コーヒーは、チョコレートの⽣クリームのコクを引き⽴て、まろやかな味わいのハーモニーを⽣み出します。ほろ苦さがチョコレートの⽢さを絶妙に引き締め、後味の⼼地よさを感じられます。

ミルクチョコレートとあわせたいコーヒー
✓ インドネシア産(マンデリン)、ブラジル産コーヒーがおすすめ
✓ 焙煎度合いは中炒り〜深炒りがおすすめ

ダークチョコレート

カカオ本来のスパイシーな⾵味とほろ苦さが楽しめるダークチョコレート。この深みのある味わいを引き⽴てるおすすめのコーヒーは、グァテマラやコロンビア産のコーヒーです。焙煎度合いは中深炒りが特におすすめ。これらの産地のコーヒーは、しっかりとしたコクとキャラメルのような⽢みが特徴で、ダークチョコレートの苦味を優しく引き⽴てます。飲み⽅はブラックでも良いですが、ミルクを加えたカフェオレにすると、さらにリッチなマリアージュを楽しむことができます。

・グァテマラ:
ナッツやダークチョコレートのような⾹ばしさと⽢みが特徴のグァテマラ産のコーヒーは、チョコレートのスパイシーな⾵味と相性よく溶け合い、キャラメルのような滑らかでコク深い後味が楽しめます。
・コロンビア:
やわらかい酸味とバランスの取れた⽢みが特徴のコロンビア産のコーヒーは、チョコレートの苦味を引き⽴てつつ、ミルクを加えたときに華やかなフレーバーが際⽴ちます。まったりとしたおやつタイムにぴったりの組み合わせです。

ダークチョコレートとあわせたいコーヒー
✓ グァテマラ産、コロンビア産のコーヒーがおすすめ
✓ 焙煎度合いは中深炒りがおすすめ

ナッツチョコレート

⾹ばしい⾵味とナッツの⾷感が楽しめるナッツチョコレート。この豊かな味わいを引き⽴てるおすすめのコーヒーは、中深炒りのブラジル産や深炒りのベトナム産のコーヒーです。ブラジル産のコーヒーはナッツやキャラメルを思わせるマイルドな⾵味が特徴で、ナッツチョコレートと⾃然に調和します。⼀⽅、深炒りのベトナム産コーヒーは⼒強い苦味と⾹ばしさが際⽴ち、ナッツチョコレートの⾵味を⼀層引き⽴てます。

・ ブラジル:
キャラメルやナッツのような⾹りが特徴のブラジル産コーヒーは、チョコレートと同じように⾹ばしい⾵味を持ち、穏やかな苦味がチョコレートの⽢さを包み込みます。マイルドで飲みやすく、カジュアルなひとときにぴったりの組み合わせです。
・ ベトナム:
深炒りのベトナム産コーヒーは、しっかりとした苦味と濃厚な⾹ばしさが特徴で、ナッツチョコレートの⾵味を引き⽴てる⼒強い組み合わせです。特にアイスコーヒーとして楽しむのもおすすめです。

ナッツチョコレートとあわせたいコーヒー 
✓ ブラジル産、ベトナム産のコーヒーがおすすめ 
✓ 焙煎度合いは中深炒り~深炒りがおすすめ 


スイーツ感覚で楽しむ、とっておきチョコレートアレンジ

寒さが深まる季節、⼼までほっこりと温まる⽢いひとときにおすすめしたいチョコレートを使ったアレンジドリンク。とろけるようなチョコレートの⾹りが広がる⼀杯は、特別な時間をさらに贅沢に演出してくれます。今回は、おやつの時間にぴったりな、スイーツ感覚で楽しめる簡単でおしゃれなチョコレートアレンジドリンクをご提案します。

ティラミスショコラオレ

くちどけ豊かなマスカルポーネと合わせて、ティラミスのように味わうデザートドリンク。コーヒーはドライフルーツのような⽢みを感じる「マンデリン&ブラジル」を使⽤し、濃いめに淹れて濃厚なコクと苦味を引き出します。クリーミーな⽢さとほろ苦い⾵味のコントラストが楽しめる⼀杯です。

<材料>
・マンデリン&ブラジル 70ml
・⽣クリーム 70ml
・マスカルポーネチーズ 10g
チョコレートソース 20g
ココアパウダー 適量

<作り⽅>
❶⽣クリームを泡⽴てて、マスカルポーネチーズ、チョコレートソースを加えてよく混ぜ合わせる。

❷カップをマシンにセット。【COFFEE/Strong/ 湯量1 】モードでコーヒーを抽出。

❸ ❷に❶をトッピングして、ココアパウダーをふりかけて出来上がり。


ショコラバナナオレ

コーヒーのほろ苦さを引き⽴て、バナナの⽢い⾹りを楽しめる冬のカフェオレ。⾵味豊かなロースト⾹を味わえる「炭焼珈琲」を使⽤し、⽢さとほろ苦さの絶妙なコントラストが楽しめる⼀杯です。

<材料>
炭焼珈琲 70ml
バナナ(完熟) 1/2 本
⽜乳 120ml
ココアパウダー ⼤さじ1
はちみつ 適量
(トッピング⽤)
ホイップクリーム 適量

<作り⽅>
❶カップにバナナとはちみつを⼊れ、フォークでよく潰してペースト状にする。

❷⽜乳を温め( 電⼦レンジ600w 45-50 秒⽬安)ココアを加えてよく溶かす。

❸ ❷のカップをマシンにセット。【COFFEE/Strong/ 湯量1】モードでコーヒーを抽出。

❹ ❸に❷を加えて、ホイップクリーム、チョコレートソース、バナナをトッピングして出来上がり。

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